六本木へワイン会スタッフ忘年会に行ってきました。
日本最大のワイン会「Enjoy Wine, Enjoy Life」を運営する戸田さんのスタッフさん達だけで集まる、年1回の交流会です。
僕はワイン会「ソレイユのワインパーティー」を自ら運営する傍ら、たまに戸田ワイン会のスタッフとしてもお手伝いすることがあります。
スタッフといっても、給料や日当が発生するわけではありません。完全に金銭のやりとりはゼロのボランティアスタッフです。
しかし、金銭報酬がなくてもそれ以上の魅力があるので、スタッフでお手伝いしたい人が毎月殺到する状態です
戸田さんのワイン会での数字で言うと、スタッフ登録している方が230名、そのうち定期的にスタッフをするアクティブな方が100名。
月初にメールにて、その月のワイン会にスタッフとして来れる方を募集すれば、8開催/のべ40名ほどが、わずか半日で枠が全部埋まるほどの人気ぶりです
メールが届いたのを1日確認しなければ、その月はもうスタッフとして入れません。来月また募集が来た時にチャレンジです。
このお手伝いスタッフ、ボランティアスタッフのことを、戸田さんは通称「ワイン会プロジェクトメンバー」と呼んでいて、僕が主催するワイン会でもこの制度を取り入れさせてもらっています。
お手伝いスタッフさんの活躍には毎回大いに助かっています。ありがとうございます(*´▽`*)
僕のワイン会に来てくれた参加者の方はわかると思いますが、スタッフさんの当日のお仕事は、ワインのサーブ(注ぐこと)を主に、受付や受付後の誘導をおこないます。それ以外にも開催前の会場準備や後片づけがお仕事です。
ただ、終始お仕事をするわけではないので、パーティー中は交代制で参加者と一緒に交流をもってもらいます。もちろんワイン飲み放題ですし食事も自由。
ざっくばらんに言うと、ワイン会の「参加費無料=スタッフ報酬」この2つを相殺することで、スタッフ側からも主催者側からもお互い金銭のやり取りがないという制度です。
同じ制度で、宿泊系のゲストハウスがあります。
通称フリアコという制度ですが、正式名称はフリーアコモデーション。フリー(無料)のアコモデーション(宿泊施設)という意味で、宿代がタダで食事3食も無料な代りに、フルタイムではないけど、1日のうち数時間だけスタッフとしてお手伝いしてもらう制度。
他には「農業労働力」と「食事とベッド」を交換する仕組みのWWOOF(ウーフ)という組織も世界的に有名です。
1971年にイギリスではじまり、オーストラリアやニュージーランドで発展し、1994年には日本の事務局も設立され、今では世界100ヵ国以上で展開され、多くの人が利用するようになりました。
僕も数年前に一度だけ利用しました
対価として金銭のやり取りのないコミュニティー。ネットの中ではなく直接会って交流できるコミュニティー。これからの時代にマッチしているので、今後増えていくのではないでしょうか。